介護の派遣って志望動機が必要?面接で落ちることがあるの?

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介護派遣として働く場合、派遣会社に登録を済ませたあと、希望する介護施設との面接があります。面接の前には少しでも情報を集めて準備をしておきたいものですよね。

私の場合、派遣登録の後、最初に紹介された介護施設の面接に向かう途中、「あれ?そういえば志望動機って聞かれるの?」と不安になりました。

結果的に、その施設の面接では志望動機について聞かれませんでしたが、その後、いくつかの職場を経験してみて感じたことは、面接の流れは介護施設によりけりということです。

今回は、私自身の体験談を踏まえて、介護派遣の面接についてまとめていきたいと思います。

正社員採用並みの面接形式(超高級有料老人ホーム)

まず、一流ホテルのような超高級有料老人ホームでは、予想外にがっつりと面接が行われました。ホーム長をはじめ、三人のお偉い方々と向かい合い、「なぜここの求人を選んだのですか?」「介護を始めるきっかけは何でしたか?」「介護をする上で一番大切にしていることは何ですか?」「今までの介護経験を教えてください」など、正社員採用を彷彿とさせる面接でした。あとは、長所と短所も聞かれたような気がします。

これには同行した担当者も「派遣というものを何か勘違いされてますね(苦笑)」と面接後に言っていました。

私も当時は想定外だったので、志望動機などは瞬時には答えられませんでした。ですが、思いがけない緊張の中、なんとか一つ一つ考えながら回答したことを今でも覚えています。

こういったケースは珍しいようですが、実際にこの超高級老人ホームで働いてみると、あのレベルの面接が行われるのも無理もないと感じました。介護施設とはいえ、職員にはコンシェルジュのような最高級のサービスが求められていたのですから…。

アットホームな面接形式(そこそこ高級有料老人ホーム)

次は上記ほどではありませんが、そこそこな高級有料老人ホームの面接についてです。ここでは、ホーム長と面接でしたが、とてもアットホームな雰囲気でした。

「介護を始めたきっかけ」と「今までの介護経験」は聞かれましたが、「面接」というより「面談」といった形式でした。ですので、そこまで緊張することなく、リラックスしてお話することができました。

しかし、そこは高級有料老人ホームということで、「介護施設側の理念について」「お客様に満足のいく介護サービスを提供する」「おもてなしの精神で」といったことを念押しされました。

説明や顔合わせ感覚(サービス付き高齢者向け住宅

次はサービス付き高齢者向け住宅の派遣面接です。こちらでも、施設長との面接でしたが、「もし来ていただけるのであれば…」といった施設長らしからぬ低姿勢で、終始、働きやすさやメリットなどをアピールされ続けました。

このサ高住は、派遣スタッフを利用することが初めてだったようで、最後には「是非、よろしくご検討のほど、お願いします」と最後までご丁寧にお誘いを受けましたよ。

まさかの面接なし(慢性的に人員不足の有料老人ホーム)

最後は、最も派遣の求人数が多いであろう有料老人ホームです。ちなみに、この有料老人ホームは慢性的に人員不足と事前に聞かされていた施設で、即日勤務のお仕事でした。

いくら即日勤務求人でも、初日は挨拶と施設案内程度かなと思っていましたが、まさかの面接&顔合わせなしで、いきなり業務開始でした(笑)。

「とんでもない派遣社員が来たらどうすんだよ!」と心の中で思いましたが、その後も面談のような機会はなく、ホーム長とは後日廊下でばったり会った時に自己紹介した程度です(笑)。

ただ、ホーム長との顔合わせすらないのは大変珍しいケースだと担当者は言っていましたよ。

派遣でも面接時の服装はスーツで

このように、派遣の面接はそれぞれ介護施設によって大きく違いますが、私の経験上、重要なのは身だしなみだと思います。

面接に同行してくれた担当者からは、「スーツまでとはいかなくとも、ジャケットのようなものは羽織ってください」や「華美でなければ大丈夫」と言われますが、面接にはスーツで行くことが絶対です。派遣でも採用面接という意識は大切だと思います。

そこそこの高級有料老人ホームであれば、ホーム長もスーツを着用している可能性が高いです。万が一、正社員採用並みの面接が行われた場合でも、スーツを着ていればとりあえず安心ですよね。インターネットで面接に行く介護施設ついて事前に調べておくといいですよ。

服装以外の身だしなみも肝心

あとは、高級有料老人ホームほど、髪型化粧なども面接でチェックされます。実際に私も「前髪はもう少し切ることは可能ですか」と面接で聞かれたこともあります。

たとえ仕事外でも、派手なネイルをしている女性はあまり良い印象ではありませんよんね。アクセサリーをジャラジャラ付けている人もおそらくNGでしょう。化粧は好みによるかもしれませんね(笑)。兎にも角にも、面接時の身だしなみは最善の状態で挑むべきでしょう

簡単な自己紹介は考えておく

はっきり言って、所詮は派遣社員なので志望動機なんてありませんよね(笑)。このことは派遣先の担当者も分かっているので普通は聞かれません。ですので、志望動機はとりわけ準備しなくても良いと思います。

ただ、「介護を始めたきっかけ」や「これまでの介護経験」は簡単に説明できるように準備しておくと良いでしょう。

聞きたい質問を用意していく

派遣の面接に限らず、どんな採用面接でも間違いなく聞かれるのは「何か質問はありますか?」です。ここは何でもいいので、ひとつくらいは質問を事前に用意しておきましょう。

何かしら発言した方が、働きたい意欲をアピールすることができますし、分からない点は面接の時点ですっきりさせておきましょう。

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派遣の面接で落ちることはあるのか?

最後に「派遣の面接で落ちることはあるのか?」ということに関してですが、実際に会って話をしてみて、派遣先の条件と合わないといったことがない限り、派遣の面接で落ちることはまずないでしょう

仲良くなったホーム長から、お断りしたケースを聞いたのですが、「日本語があまりにも話せなくて、担当者に通訳してもらっていた」や「階段を上るのに足を引きずっており、勤務でもエレベーターを使いたいと言ってきた」など、かなり特殊なケースでした(笑)。

派遣の面接は、お互いに顔を合わせて、勤務条件などを確認する場であるといった捉え方で良いと思います。

社会人として最低限の常識を持っている方なら、派遣の面接で落ちることは絶対に無いと言い切れます。ですので、気負うことなくリラックスして面接に臨んでほしいと思います。

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